競争優位性を見つけにくい時代

日本の労働者の8割、GDP7割がサービス産業従事者と言われる。自動車は製造業だけど、電気自動車になれば、ハードはコモディティ化して、いまのテレビのようにどこでも作ることができる。人件費が安い場所に収斂させるか、完全自動化してそれすら不要としてしまうか。その時の差別化は、サービス産業とのニギリではないか。自動車全体を監視下において、効率的にサービスサポートするようになる。LINEのスタンプが車載モニター表示されるというだけで、若者が車を購入する時代が来るかもしれない。競争優位性を見出しずらい時代であり、その優位性も一過性となり、数年もするとコロッと変化していく。2年前の円高80円もいまや120円、数年前の米国シェールガスによって、米国は自前で調達できるようになり、原油も下がる。他社と異なる競争優位な商品を、プラットフォームに載せて、マネタイズできる企業しか生き残れない。

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