ビジネスプロデュース戦略

3000億円の事業を生み出すビジネスプロデュース戦略』(三宅孝之、島崎崇)を読み進めています。米国では大企業が伸びているにも関わらず、なぜ日本で新規事業が生み出されなくなったかの理由の説明が納得しました。自前主義でまとまり続けた日本。過去の成功体験があるから、基本それに従えっていればよかった。いまさら新規事業をと云われても、何から始めたらいいのか分からない。一方米国企業は新興だけではなく大企業ほど売上を伸ばしている。その理由は、米国企業には、繋がる力があった。繋がるためには、大きな絵を描ける構想力があったと。私のお伺いをする先にも、それは前例はありますか、当社の範疇ではありませんね、もっとこうしたらいいというのを提示してください、それが出来ましたらご訪問くださいと何度、云われたことか。もっと酷いのは、前例がこうなので、これと比べてどこがどれだけ良くなったのかを説明してください、えーとなる。この本を読んで良く分かった。次に成長ができる企業になるためのコツがここにあると思った。いち早くこのような手法を取り入れて、ブルーオーシャンを作りだせるかどうか。初版が2015年7月、日本への提言がなされたわけなので、進化・繋がりから生まれるビジネスの考えが、定着するのに、さらに10年かかるのだろう。三枝 匡さんの書とも感覚的に近く、私として、出会えてよかった1冊である。機会があれば、著者にもお会いしたいと思った。

ここで説明される映像は分かりやすいですね。

 

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