2017年も師走か、早いものですね。

2017年も、師走になりました。
いよいよ、今年も残すところ、1か月になりました。朝晩は10度以下となり、インフルエンザも流行りだしているとのこと、体調に気を付けたいですね。

毎年色々なニュースが次々と現れては消えていきますけれども、わたしのなかで、記憶に残っている話題を少しピックアップしてみます。

囲碁AIが自己対局で「最強」を超えた
AIは一般には教師データが必要であり、教師データが豊富にある領域をいかにAIに教え込ませるか、効率的・効果的な出力結果を得られるために、何をどのように学ばせるかに力をいれてきた。ある水準まで行けば、自己対局で経験を積ませることができ、そのネットワークは、少し前に勝ったアルファGOの能力を凌駕した。ある領域内で最も強いネットワークをどのように作り出せるか、シミュレーションにより、ある程度手にできるのかもしれない。

・バク転をする2足歩行ロボットに驚かされる
おなじみのボストンダイナミクスの2足歩行ロボットは、バク転ができるようになった。いずれ、体操で活躍するかもしれない位の勢いだ。

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この強いトルクを生み出すモータは、どこの会社が提供しているのだろう。このモータに、強い競争力がある。日本製であったらいいのだが。

・メガバンク、リストラ宣言、統廃合と数万人行員の縮小化
ひと昔前まで、新卒で入りたい会社のトップであった銀行が、構造不況種といわれるとは、誰も予想できなかった。国債は日銀が買い取り、マイナス金利に抑えつけられる。また、銀行の窓口に行かなくてもオンラインで決済はできるようになり、さらに、AI技術により、これら窓口業務、さらには与信業務まで代行しようとする動きすらでてきている。

AI・ICTの普及・進展が進むほど、従来のやり方そのものが根底から変わってしまう可能性がある。プログラムも自動化が進むはずだ。例えばDB越しの簡単な画面遷移だけのプログラムなら、自動実装できるだろう。それほど難しくないこの画面遷移の実装を、日本で行うと相変わらず単価が高いので、10数年前から安単価のアジアに発注して実装してもらってきた、今もその開発の流れは変わってないと思う。

この一番効率的でない部分をいかに自動化できるかどうかは、貢献は大きいと思う。プログラムができる人を、育てる発想も大切だとは思うけれど、その程度のプログラム作成能力しかもってない人であるならば、プログラムは自動で作りだされ、テストすら不要になるはずなので、そもそももっと違ったことをしてくださいといったほうが本人もためになる。

日本の開発にはもっと重要と思う、何をすべきか(What)を言うことが大事ではないか。どの道に向かうべきか、打ち手を考えなければ、あたりまえだが、その道には向えない。中国の投資を聴いていると、怖くなる。日本が手をこまねいている先に、目標を設定している。日本はすぐに電気自動車には向かうことができないという事情を見抜かれていて、中国はすぐにでも電気自動車の費用負担を補う国家政策を打ち出す。GDPで数倍、人口でも10数倍に、この国家戦略を使って、しかもスピーディに対応させる。AIにしてもバイオにしても、政府が数十年先にものにするための、大型の予算をつける。翻って日本はどうか。研究の予算は削られる一方、森かけには予算がつくという不思議な状態である、これ、ほんと良くない流れ。大きな流れ・道を作り出せる技術や政策に、大型予算を付けて、進展を促せるようになったらいいのですが。

わたしも多少なりとも皆さまのお役に立てられるますようにと思い行動します。さまざまな有益な情報を集めて、皆さんと展開・共有をはかり、関係する方にすこしでも便をはかるように努めてまいりたいと思います。それでは、師走をともに走り抜けましょう・・・・・ではでは。

 

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