日本の睡眠事情について

最近きちんと眠れていますか?
私は睡眠負債を残さないような生活を心がけております、水野裕識(みずの ひろのり)です。

世界睡眠会議の睡眠事情の図を参照させて頂きます。
この図は16歳~64歳の方の睡眠時間を調査したものでSociety at a Glance 2009(OECD)が出典です。
日本人は、各国と比較すると、眠れてないのですね。7時間50分です。
働きざかりの皆さんからすると、こんなに寝られないと思う、もっと短いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

厚労省が提供するe-ヘルスネットは、健康に関して様々な情報を見ることができます。
休養・こころの健康にある高齢者の睡眠ページから2つの図を参照します。子供から大人までの睡眠時間の変化を表しています。

12歳までの子供たちはよく眠れていますね。20歳の成人で、7時間です。そこからどんどん短くなり、60歳を超えると6時間を割り、70歳代では、5時間代まで落ち込んでいます。年を取るごとに、睡眠時間が短くなっていくようです。これは自然な生理現象なのでしょう。30歳から深いノンレム睡眠も短くなっていくので、若い頃に感じられたよく眠れたという気持ちを得にくくなっているようです。

こちらの図も高齢者の睡眠ページから引用しています。上の図と比較して興味深いことがわかります。

50歳代から睡眠時間は短くなる一方なのに、それに反して寝床にいる時間が長引いていることです。50歳代はまだその差30分程度ですが、80歳近くなると3.5時間もの差が生じています。これは何を表しているのでしょうか。
もしかして、やることがないから、早く寝る? それも一理あるのかもしれません。

わたしたちは、一日の3分の1は寝床で過ごしているにも関わらず、睡眠について、実はあまり理解をしてないようにも思われます。より良い生活を得るためにも、睡眠について深く知ることも、必要そうです。

コメントを残す