若者の小さな成長戦略

最近のNHKスペシャルは、取り上げ方がたいへん面白いと思ってみている。NHKのディレクター(鈴木さん)ともファイスブック仲間にさせてもらった。

シリーズ日本新生
ニッポンの若者はどこへ?
徹底討論 大人の心配×若者の本音

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昨晩の20代前半の若者たちと、大人たちと丁々発止のやりとりは、対立軸というよりも、双方の認識不足が露呈した印象をうけた。たかみなの大人の発言通りで、もっと世代を超えて相互のコミュニケーションを行う必要があるのだと感じた。

若い人は副業をしても食べていけないので、複業(なかには10いくつもの職業を年間でやっている人もいるらしい)を掛け持つことで、生活の糧を稼ぎだしているようである。コスプレ世界大会で上位入賞した女性が、みずからコスプレ会社を立ちあげて、アニメ製作会社に営業をしている様子が流れる。これはこれで、たくましいことではないかと思う。引きこもりなんて、遠い昔の言葉のようにも思える。あるいは世界各国、確か30カ国にホームステイをしながら、世界中の料理を作れるようになった女性。出張料理シェフというらしい。ホームパーティに呼ばれて、世界中の料理を作って振る舞うのだという。今後は和食と世界料理との融合が夢と語っていた。観ていて、とても頼もしい。本人も生き生きとしている。そうだ、これが新しい生き方の1つなのかもしれないと。

こういう軟らかい発想をもった若者たちを、全面的に支援できるような支援体制を作ればいいのではないだろうか。まずは、自立して自分の足で立とうとするビジネスを作りだす、創業を後押しをして、多産状態を作り出すことだと思う。最初は誰もが小さなビジネスからはじめている。そのなかから良いものがぐ~んと伸びる、伸ばすということを、やるしかないのだと思う。

おとなは、若者に対して、決して、ノーと言わないことではないか。むしろ、大人ならば、こうした若者たちを、よくやった、こうしたらもっと良くなるんではないか、あるいは、こういう方向で営業をかけてみたら、こういう展開もありえるのではないか、こういう可能性が開けるかもしれないよという経験値の高いアドバイスをしてあげることではないか。

やると決めた、やろうとしている若者たちの背中を押してやるのが大切なんだと思った。そういう意味で、ローソン社長・新浪剛史氏の意見は大人の意見として、さすがだと思いました。

このように大人と若者をもっともっとコミュニケーションをさせる場を作り、おとなも若者がやっていることに関心をもって接してあげるべきだと思った。

全体的に、もっと、こういった若者と支援していこうという社会的な雰囲気が少しずつでも、出てきたとしたら。メディアもこうした内容をどんどん取り上げるようになってきたとしたら。。。少しずつ、良い方向に向かうのではないでしょうか。なんとなくですが、そんな気がいたします、皆さんはどうお感じでしょうか。

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