照顧脚下

週末くらいしか時間が取れないのだが、週末朝位に読経をしてこころを落ち着ける。仏壇に一杯のお水を捧げて、ろうそくを灯して、いくつかのお経を唱えてみる。

仏教の経典数は数多くあるが、白隠禅師坐禅和讃は現代風の語り口で好きなお経である。

【衆生近きを知らずして、遠く求むる儚さよ。例えば水の中に居て、渇を叫ぶが如くなり。長者の家の子となりて、貧里に迷うに異ならず】

今の自分の状況をきちんと見極めなさいよと。とかく大きなことを言いがちであるが、身近なこと、近くを知らずして、遠くを求める儚さよと。自分の足元を照らして、こつこつと進めなさいと戒めて下さる良い言葉だと思う。

何度も読むうちに、自然と身について行きたいと思える言葉の1つ。とても染み入ります。

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