そろそろスマートフォン端末のウェブ表示規格を決める必要はないのでしょうか。

スマートフォン端末の種類は、一体どのくらいあるものだろうか。シーズンごとに争いながら新製品を投下してくる端末メーカは、綺麗な表示ができること、その対応画素数の多さを喧伝する。

レスポンシブデザイン方式はあるにせよ、万能ではない。OS,ブラウザ、機種にも影響をうける。市場に出回るすべての端末にきちんと表示させることを、いまのHTML/CSSだけで、できそうもないので、そろそろ表示上の規格(JQueryか?)を決める必要はないだろうか。iphone,ipad にいたっては、それ独自のサイズで走っている。

Android4.0以上の縦横               機種数

720×1280 64
540×960 20
1280×800 19
480×800 14
1080×1920 13
1920×1200 7
1024×600 5
480×854 4
2560×1600 2
1024×768 1
1920×1080 1
1600×900 1
800×1280 1

ウェブサイトの性能測定するSAAS製品をSMSデータテック様にご紹介頂きました。

ウェブサイトの表示が遅いな、なんか重たく感じるという場合がある。ヤフーから被リンクされたサイトでは、よくこのような遅い、場合によってはサーバが落ちたりということが見受られる。ある日突然、ヤフーからリンクが貼られてしまったがゆえの状態である。噂のヤフー砲だ。通常日1万PVだったところに33万PVが送り込まれたという嬉しいお話はこちら(実況詳細)。これは運営者側も、アクセス解析画面を見ていれば、すぐにわかる話である。被リンクが外れてしまえば、もとの状態にもどる。

なんとなく重たいというケースの場合には、その理由がよく分からないことがある。ECサイトでは、遅れて表示されることは、絶対にあってはならないため、システム担当はその理由に対しては貪欲になる。

そんな経緯から、株式会社SMSデータテック様からCompuware Gomez Saas 製品をご紹介頂きました。

  1. ユーザが体感するパフォーマンスを把握できる(2秒以上の表示はどこかに問題がある)
  2. ブラウザ、OS、 解像度、デバイス毎、または、組み合わせによる表示を確認できる
  3. 把握できる情報:地域別レスポンス/ブラウザ、OS別の表示状況/デバイス別のレスポンス/顧客側の負荷状況

インターネット上の計測サーバを有しているようで、そこから観測ができるツールを提供している。ストリーミング・モバイルアクセス・様々な負荷テストにも使えそうである。

http://www.sms-datatech.co.jp/navi/product/compuware_gomez_saas.html

パソコン画面上に、1ページを表示させるまでには、テキスト・アイコン・グラフィックがばらばらに送り込まれ、あるいは広告リンクも別サーバから取得して表示しなければならない。細かな断片を1つ1つ取るのに掛かった時間の総和を、表示時間としているようだ。断片1つ、あるいは広告表示のどこかに遅れが出てしまうと、表示されるまでの時間は伸びてしまう。システム上の問題、データベースに負荷がかかっている可能性もある。

ウェブサイト上で起きている状態を、見える化するツールだと理解した。グーグルアナリティクスのようなページ単位の視聴分析ではなくて、表示が遅れてしまうその理由をずばり分析・指摘してもらえるツールのようです。

ウェブサイトを扱う業者は、営業があまり上手ではなくて、待受型営業スタイルを採っている会社も多いと思いますが、もしかすると、このツールは、御社のサイトを分析してみましたところ、次のような課題が見つかりましたので、詳細をお話させて頂けないでしょうかというアプローチ・提案型営業を可能にするツールかもしれないと思いました。

次なる課題としては、ウェブサイトの見直し提案は、最初のアプローチ、切り口・きっかけとしては、良い印象でしたので、当社として、次の何か、もうすこし販売するのかのストーリを考えないといけませんね。


集客ストーリ ネット vs テレビ

誰もが、ウェブサイトの訪問者数を上げたいと思っている。またお問い合わせを増やしたいと思っている。

しかしながら、インターネットでは認知をさせる仕組みが弱く、サイトに訪れる人をテレビのように大きく増やせるわけではない。

ネット広告効果は、マスメディア、とくにテレビには、まだ敵わないというのが実情で、テレビとネットで、その効果が違うため、使い分けが必要だと思っている。

テレビ広告費は、ネット広告費*2倍以上程度ある。

1%100万人がおよそ10万円として、1名あたり0.1円計算となる。

もちろん、何回にも分けて放送されるはずだから、例えば20GRP(視聴率総和)ならば、放送だけで200万となる。これに制作費やタレント費用などが乗れば、数千万の費用がかかる。

          視聴率             全国            関東            近畿       千人
1% 1180 380 190
5% 5900 1900 950
10% 11800 3800 1900
15% 17700 5700 2850
20% 118000 38000 19000

一人に見てもらうコストが0.1円というのは、正直いえば、安いと思われた方も多いだろう。

この数字と比べてみて、ネット広告は比較優位性があるのだろうか。

ネット広告は、来場者数からバナー単価を決めるし、検索エンジン広告では、ワンクリックあたり、10円程度から始められるといっても、実際は競合が現れればすぐに100円付近まで届いてしまうし、さらに高い広告では1000円以上になってしまうケースもあり、割高に感じてしまう。

1GRP10万人のうち、0.1%が広告を見た方が数日のうちに、実店舗に出向き、500円の商品を購買したとすると、売上は1000人×500円=50万円となる。15回CMで750万円、これが訴求率の高いCMのおかげで、0.2%ならば1500万円、0.3%なら2250万円になる。

仮に、ネットが、数日という短期間に、数千人もの販売に繋げられるかといえば、テレビと比べてどうだろうかといった感じがする。

話を単純化してしまった感はあるが、ようするにこのあたりのそれぞれの数字や率をどのように設計に落とし込めるのかが、マーケティング担当者、広告マンの腕の見せ所になるのだと思う。

それでも、何時、どこから見られたかなどの効果を測定しやすいことや、1日あたりの料金を制限できるため、広告費を多くはかけることができない中小企業向けの広告といえる。

単純に、広告予算により、どこの広告を利用するか、単純に棲み分けが行われているのが現実だろう。

テレビ広告は高いというならば、たとえば、ネットから20文字程度の文章を入稿してもらい、テレビ画面の1行だけ、安価に流せる仕組みを販売したらどうなるか。こうした安価なモデルをテレビが提供するかは不明である。地方局ではすでに対応されているとも聞く。ただ、広告を小さく切りうる手法で、テレビ局側の儲けが増えるのかは不明だし、小規模な広告を集めたところで、売上も微々たるものだということであれば、今のテレビ局側の構造はできるだけ変えないほうがいいという当然の結論だと思う。

ネットは、一度に100万人規模に見てもらえる仕組みがないので、現時点では、テレビのように認知力で優ることはできない。ただ、ネットでは直接販売ができるので、これまで以上にECや販売手法と強く結びついていくと思われる。

一方、企業は、広告の予算枠に応じて、売上につながるストーリが欲しい。どのメディアをどの順序に出していければ、売上が右肩あがりにあがっていくのかを知りたい。そういう意味で、広告マンは今の広告がそれぞれどのくらい反響があるかを身をもって知っておく必要がある。もちろん、まずは会社のブランドを知ってもらうという場合もあろうが、そのブランディングストーリはまた別の課題となる。

いろいろな条件が複雑に絡みあうので、これでいけますという明確なストーリを言い切れるものでもないが、当社としては、まずは検索エンジン広告(SEM)とSEOの組み合わせを行い、様々なサイトと少しずつ連携を強化していくという提案をしている。過去には、テレビに取り上げてもらったことでPV数が跳ね、お問い合わせも増えた経験をした。そうなるためには、まずはみなに受けいれやすい商品・サービスであることは前提となるけれども。

 


ウェブビジネス 1勝9敗

8年前、2006年に会社を立ち上げたとき、まだ動画配信や、携帯動画配信も、まともなサービスはありませんでした。

ネットで動画配信サービスをやってみようと思って、携帯動画配信サービスも立ち上げた矢先に、YOUTUBE, GYAOが現れて、一瞬で追いつき、追い越されて、ほぼ瞬殺されました。

YOUTUBEは、友人の結婚式のパーティを撮影した動画を投稿して皆に見せたいというシンプルな発想から、立ち上がった会社だったようです。ただ、あれよ、あれよという間に拡大をしていく様は、正直驚きとともに、うちとは根本的にスピードも、社会からの受け入れ方も、違いすぎるということをまざまざと魅せつけられて、同じモデルを続けても駄目だと記憶しています。

ただ、ウェブサイトを作りたいという方は、たくさんいらっしゃいました。ウェブサイトをつかって、こういうことをやりたいんだというニーズをぶつけてこられる方からご依頼が多々ありまして、これらを少しずつお請けしてきました。

ちょうどその前後から、SEO、SEMの言葉が、広まりだしたように思います。

使いやすいウェブ、綺麗なウェブを作ることに、力を注いできました。

ただ、サイトを作るだけでは、森の中の一軒家になってしまうので、どなたも訪れないし、そもそも存在すら知らないということになってしまいます。

そこで、どうやって見てもらえるようにするか、訪問者数を上げるか、さらには、お問い合わせが増えるかということに、クライアントの興味は移っていきました。

見て貰えないサイトでは困るんです、見込み客がどんどん押し寄せる方法がありますという営業トークを繰り広げていたSEO会社が、たくさん現れました。月額30万円で1年契約を頂ければ、御社のサイトは、グーグル検索結果で、1位が取れますからという常套文句です。

SEO業者から出てくるコンサル結果は、御社がお作りにあったあのサイトのダメだしリストでした。

クライアントは反響が欲しいわけですから、検索エンジンで1位取るためにサイトが求められるのは、これですという100項目修正リストに対して、クライアントは対応するより他はないので、当然サイト作った当社へ依頼が届きます。

問題はここから複雑化します。

ウェブサイトを作る→とりあえず満足→反響がない→広告が重要だと気づく→SEO業者が蘊蓄を語る→予算の使い切り→制作費は使ってしまったので、直して欲しい。

ウェブサイトのジレンマ

ウェブサイトのジレンマ

当時、サイトを作るのこと仕事であった私たちは、当然ながら、SEO業者とは仲良くはなれませんでした。

SEO業者がうまかったのは、サイトを作る部分には口を出さず、サイト構築業者を担いで、修正をやらせたところにあると思います。そして、検索エンジンの上位表示されたときには、彼らの能力がさもあるかのような喧伝をされていたときには、正直憤りを感じたものです。

検索エンジンの詳細なロジックを理解しない若いにわかSEOコンサルタントが、さもありなんという感じで修正リストを提出していたように思います。

当時で、毎月30万円もクライアントはお支払いするので、当然結果を求められるわけですが、似たようなサイトが乱立するなかで、必ずしも上位表示ができない場合もあり、SEO業者は少しずつ淘汰されていきました。

こうして、にわかSEOコンサルタントは消失していきました。

次に現れたのが、成果報酬型SEOでした。初期費用は一切頂きません。ただし、私たちがお伝えしたことによって、上位表示ができたならば、そのときに1位で10万、2位で5万円お支払い下さいという内容でした。これも、グーグル社のアルゴリズムの変更(パンダ・アップデートの被害は多大にあったらしい)などもあり、こういった業者も必ずしも成果をコンスタントに出せるものではなくなりました。

こうして見ると、つねにグーグル社が、真ん中にいて、ビジネスを主導しており、SEO業者は、ぽっと咲いたあだ花という感じのようにすら見受けられます。

そのなかで、私たちの戦略は、こうでした。

最初は、SEO業者の言うことを素直に聴くようにしていました。へえ、そうなんですね、なるほどですねということで、そのノウハウをもとに、私たちのサイトの作りこみかたを、ブラッシュアップしていきました。つまり、SEO業者のノウハウを、自社のノウハウ化していくという方法です。

そのうちに、当社のウェブ制作チームは、グーグルが好きなサイトの作りこみを、自然とできるようになりました。SEOのノウハウが知見として溜まっていったのだと思います。その結果、SEO業者がなんだかんだと言う理由が少しずつなくなり、最初からSEO好みのサイトを作り出せるようになってきたようです。

華やかにぱっと時流に乗っかって対応する部分と、コツコツと知見・経験を積み上げる部分が、複雑に絡み合い、ITの技術スピードの進歩にも翻弄されながらも、付加価値を付けられるサービスを追求、提供し続けていければ良いのです。

時代の先を読むセンス・能力が高ければ、いまの時代にパッと乗ることは、いつでも可能なのかもしれない。ただ、いまだ私たちは、そのパッと乗ることができないでいるが、これからもコツコツと日々進化するIT技術を自分に身に着けて、それを活用したウェブサイトを作り続けるだろう。