副業解禁の意図は

こんにちは、水野裕識(みずのひろのり)です。

今日のブログは副業解禁について。
副業解禁で検索をすると、上場会社の副業解禁について、
どこぞの会社がどうした、あーしたというニュースを目にするようになった。

これは・・・?

この平和な日本で、一体、何が起きようとしているのだろうか。
取るに足らないニュースではない。おそらく、これからもっと厳しいメッセージとして私たちに伝わってくるニュースと思える。
年功序列型賃金は、維持できなくなった宣言だろうか。
足りない部分は副業で補ってくださいねというメッセージなのだろうか。

昨年銀行が大幅なリストラを発表した。新卒を取らない銀行も出てきた。FINTECH、blockchain技術が業界の構造を塗り替える。
冷静に状況を観測し、未来を予測すると、今の体制を維持できないと判断し、それを発表したのだと思う。
その結果として、来年金融業界に応募する新卒も激減したようだ。

学歴・学閥により、年功序列賃金が決まり、大卒・高卒の給与カーブが決まりというお決まりに、みなが従っていたはずなのだが、
ここにきて、ガラガラと音を立てて崩れはじめた。

指数関数的なデジタル技術革新が、旧来からのやり方をあっという間に刷新してしまう。
少しずつとか、ちょっと待ったが効かなくなってきた印象を持ってしまう。
まだ大丈夫だろう、俺たちの世代まではという計算すら許さないスピード感で業界のやり方を壊していってしまう。
自分のことを思ってもそうだが、人はそう簡単に変われないし、変わらないものだ。
しかし、そんなことを許さない厳しさを感じる。

大企業には、役職定年があり、早ければ50歳前半で、次の身の振り方を意識せざるを得ない状況になっている。
人生100年の時代に入ったばかり、その半分程度で、みな次の50年を考えることを余儀なくさせられてきた。
年金を貰うまでに、20年もある。ただただ、変化のスピードが加速する指数関数的に状況が変わる時代に入ったのだ。

中小企業の社長の平均年齢は、62歳。これが毎年1歳近くずつ上昇しているので、もうあと10年もすると、72歳だ。
中小企業においても、新陳代謝も全くできてない。事業を引き継ぐのも簡単ではない。

このような流れのなかで、ここにきてなぜか、副業解禁のメッセージだけが、ニュースになっている。

個人としてどう働くのか、いやがおうでも真剣に向き合う必要が出てきた。
このスピードがあまり早いので、へたをすると、社会が不安定になってしまわないだろうか。
安定した仕事、安定した給料がセットになっている安心感に、少し日本人が飼いなされてしまった。
その反動からか、不安定な状態に、企業が急に舵を切り始めた感がある。
誰もが変化の先を読み、上手に振舞いたいと思うが、そう思うもままならず、放り出されてしまう。
しかも、その準備情報すら得られないままなので、厳しい時代にはいったと思う。

ただし、逆にいえば、変化あるところに、商機ありともいえる。
副業を支えるサービスを提供することができるならば、それは大きなチャンスになるだろう。
すこし、前々から考えているアイデアがあり、それを実現できるところと、一緒に対応してみたいと思っている。


2017年への感謝

2017年、大晦日になりました。

大きなカバンキャリーバッグを携えて、多くのかたが右左と往来しています。
どんな一年だったでしょうか。

最後に、今年のお礼参り、神田明神に伺ってきました。

今年も私の力及ばずでご迷惑をおかけした方へのお詫びと、私どもと様々な交わり
をしていただいた方への感謝をお伝えしました。少し前までは、反省なんてと思った
時期もあったりしましたが、ここは謙虚にしっかりと反省をすることで、
また来年に一歩踏み出せていけたらと思う次第です。

大黒様の前に、芽の輪(年末年始だけ)がありましたので、8の字にぐるぐると
廻ってみました。厄落としになったでしょうか、すっきりとしました。

これまでは直線的(1,2,3・・・)にしか変化しなかったので、未来予測が
しやすかった時代だったようです。ここ数年、指数関数(1,2,4,9・・・)
に沿って変化することから、さきを読み誤ってしまうようです。

個人が対処するには、できるだけ遠くに目標を設定することで、手前でおきる
ブレは誤差として吸収することしかできないのかもしれません。
それでも、火の粉はかかり、谷底まで落ちるかもしれません。

いまいまの課題とその解決こそが大事とわかったうえで、できる限り大きな流れ
を俯瞰したなかでの位置づけをもう一度行うことにより、今一歩どこに目指すべき
か明らかになるのでしょう。

最後に、
みな皆様のご多幸を祈るとともに、
来年もまた、どうぞ、よろしくお願いいたします。

ブロードバンドジャパン株式会社
水野裕識


2017年も師走か、早いものですね。

2017年も、師走になりました。
いよいよ、今年も残すところ、1か月になりました。朝晩は10度以下となり、インフルエンザも流行りだしているとのこと、体調に気を付けたいですね。

毎年色々なニュースが次々と現れては消えていきますけれども、わたしのなかで、記憶に残っている話題を少しピックアップしてみます。

囲碁AIが自己対局で「最強」を超えた
AIは一般には教師データが必要であり、教師データが豊富にある領域をいかにAIに教え込ませるか、効率的・効果的な出力結果を得られるために、何をどのように学ばせるかに力をいれてきた。ある水準まで行けば、自己対局で経験を積ませることができ、そのネットワークは、少し前に勝ったアルファGOの能力を凌駕した。ある領域内で最も強いネットワークをどのように作り出せるか、シミュレーションにより、ある程度手にできるのかもしれない。

・バク転をする2足歩行ロボットに驚かされる
おなじみのボストンダイナミクスの2足歩行ロボットは、バク転ができるようになった。いずれ、体操で活躍するかもしれない位の勢いだ。

https://www.youtube.com/embed/fRj34o4hN4I

この強いトルクを生み出すモータは、どこの会社が提供しているのだろう。このモータに、強い競争力がある。日本製であったらいいのだが。

・メガバンク、リストラ宣言、統廃合と数万人行員の縮小化
ひと昔前まで、新卒で入りたい会社のトップであった銀行が、構造不況種といわれるとは、誰も予想できなかった。国債は日銀が買い取り、マイナス金利に抑えつけられる。また、銀行の窓口に行かなくてもオンラインで決済はできるようになり、さらに、AI技術により、これら窓口業務、さらには与信業務まで代行しようとする動きすらでてきている。

AI・ICTの普及・進展が進むほど、従来のやり方そのものが根底から変わってしまう可能性がある。プログラムも自動化が進むはずだ。例えばDB越しの簡単な画面遷移だけのプログラムなら、自動実装できるだろう。それほど難しくないこの画面遷移の実装を、日本で行うと相変わらず単価が高いので、10数年前から安単価のアジアに発注して実装してもらってきた、今もその開発の流れは変わってないと思う。

この一番効率的でない部分をいかに自動化できるかどうかは、貢献は大きいと思う。プログラムができる人を、育てる発想も大切だとは思うけれど、その程度のプログラム作成能力しかもってない人であるならば、プログラムは自動で作りだされ、テストすら不要になるはずなので、そもそももっと違ったことをしてくださいといったほうが本人もためになる。

日本の開発にはもっと重要と思う、何をすべきか(What)を言うことが大事ではないか。どの道に向かうべきか、打ち手を考えなければ、あたりまえだが、その道には向えない。中国の投資を聴いていると、怖くなる。日本が手をこまねいている先に、目標を設定している。日本はすぐに電気自動車には向かうことができないという事情を見抜かれていて、中国はすぐにでも電気自動車の費用負担を補う国家政策を打ち出す。GDPで数倍、人口でも10数倍に、この国家戦略を使って、しかもスピーディに対応させる。AIにしてもバイオにしても、政府が数十年先にものにするための、大型の予算をつける。翻って日本はどうか。研究の予算は削られる一方、森かけには予算がつくという不思議な状態である、これ、ほんと良くない流れ。大きな流れ・道を作り出せる技術や政策に、大型予算を付けて、進展を促せるようになったらいいのですが。

わたしも多少なりとも皆さまのお役に立てられるますようにと思い行動します。さまざまな有益な情報を集めて、皆さんと展開・共有をはかり、関係する方にすこしでも便をはかるように努めてまいりたいと思います。それでは、師走をともに走り抜けましょう・・・・・ではでは。

 


富山県利賀村で鈴木忠志さんの「世界の果てからこんにちは」観劇

2017年、今年の夏もそろそろ終わりでしょうか。今週末、少々涼しい場所を訪問したのでその報告です。

毎年開催してきた世界演劇祭利賀フェスティバル(SCOTサマー・シーズン2017)に参加した。なぜ、わざわざ富山県の山奥まで、観劇に出向いたかというと、前のブログで紹介をさせてもらった水野和夫さんの著書で紹介(P.254頁あたり)があったからです。「日本がお亡くなりになった」というシーンみたさと、これからは日本がとうの昔に亡くしてしまった「愛・美・真」の3つが、鈴木演劇のあるということを、確認したかった。

観劇場前、日本家屋の感じ

 

利賀村は、富山駅から車で2時間、人口400名もいない中山間地。鈴木忠志さんは現77歳、この地に41歳で移り住んで、現在まで世界に向けた演劇をこの利賀村から発信し続けてきた。観劇の前に、鈴木さんからなぜこの演劇を作ったかの説明があり、軽妙、ユーモアの交じった語り口のなかに、日本が失ってしまったものがあり、今一度それを各自の頭で考えてみてくださいという言葉が響いた。

野外劇場、公演前

いざはじまると1時間程度の舞台ではあるものの、シーンが非連続に現れては消える。日本人が失ってしまったもの、過去に置き忘れてきたものが、本当にそれでいいのかと問いかけてくる感じがする。そもそも日本の心象とはと語りかけたとしても、それは時代とともに変化するものであり、政治、経済、文化、さらにグローバル化した現在が、昔と違うのは必然である。

花火が演出を盛り上げる、幻想的、優美な感じ

ここにも説明があるように、日本人共有のアイデンティティなどそもそもなかったわけである。戦争の前後に大きな分断があり、何が継続すべきかの議論がないまま、今日、その場限りの不安点な心情を、日本人が持ってしまっているとすると、それも日本の今を覆う空気感なのだとも思う。

祭りあとの灯り

高校の頃から、私も観劇は好きで、さまざまな劇を観てきたものです。会場には、若い方から年配の方まで、幅広い年代の方に愛されているようでした。若い方たちを考慮されてか、鈴木演劇は、対価を求めないそうです、ただ、志を投函する箱はあります。これも、チャレンジですね。商業性になびかず、自分のやりたいことを、やりたいように行ってこられた鈴木さんのパワーなのだと思いました。現在では、富山県や文化庁の後援を受けているようで、今回も世界各国からのテレビ取材もあり、外国の方も多かったです。再来年(2019夏)が、何かのタイミングで一段と盛り上がるようにしたいと仰っていました。また機会をみて参加します。

利賀村から夕陽


『成長戦略Society 5.0』が発表された

一人あたりのGDPは年々下がっている(世界27位)。少子高齢化であってもGDPを上昇させるのは、生産性を高めるしかない。日本GDPは、2次産業2割、3次産業が6割であり、3次産業側に、さらにシフト中である。3次産業をサービス産業とみなすと、マンパワーに依存する、現状、生産性向上を望めない。ここで、サービス産業の機械化を押し進めると、(たぶん)人の仕事はなくなる。

1900年初頭、人類は移動力を大幅に向上させた。蒸気機関による力、馬による耕しもトラクターに代わり、船から飛行機に変わった。2029年に計算機は一人の脳の計算パワーを抜き、2045年には全人類の10億倍の計算資源に達する。人間が行っている単純な作業の大部分は、ことごとく計算機で置き換わると予想できる。たったの20年の間に、劇的な変化がおきる。過去にエネルギー政策で人の力を大きく伸長させたが、今回は、人の知性を大きく置き換える可能性が高い。

サービス産業の機械化が進むと、人の作業を奪う。人で行う費用より、装置の製造・保守費が、はるかに小さくなるからだ。人は仕事場に不要となるので、一人あたりの所得も下がると予想する。歴史を振り返ると、外国の安い労働賃金を狙い、外へと向かっていたが(帝国主義・植民地化)、いずれ外国の賃金も上昇し、均衡し立ち行かなくなる(地球は有限)。外に向かう意味が見いだせなくなるので、たぶん国内のさらなる機械化に拍車がかかる(機械を奴隷をみなすか)。おそらく、今後、機械化による供給力は、需要力をいとも簡単に賄ってしまう可能性をもつ。そうなれば、さまざまなサービス単価は下がり、価格0に向かう、フリー世界となる。

そう思うと、機械化が進んでも、供給力を急激に上げないか、価格を急激に下げさせない工夫が必要と思う。先進国が一斉にこの機械化の供給力向上目指すと、余剰したサービスは世界にあふれかえる。機械の労働に税?をかけて、国が吸い上げることが求められるだろう(世界同時進行なので国レベルで解決できないとも思う)。そこで産まれた富を、国内の人に還元できるだろうか。そうなると、いよいよベーシックインカム、広い薄い保障制度の登場となる。毎月どの位あると最低生きていけるか、仮に月10万円とすると、1.2億人*10万円*12か月なら144兆円。対象を生産労働人口7700万人に限ると、92.4兆円。完全失業者数(2.8%)200万人に限れば、2.4兆円である。この機械化による産業が、144兆円の法人税を得るには、経常利益360兆円を産むことになる、営業利益20%なら新産業の売上は1800兆円が必要となり、全くもって現実的でない。単なる数字遊び、机上の空論と叱られそうだ。全部は無理としてもこの1/10規模ならどうだろうか。180兆円の新産業を作りだせると、国民の1/10にBIを提供できる。

今後数十年で、サービス労働の機械化が進み、人の労働が総じて小さくなりだす前に、色々なサービスが、フリーに向かうとすると、その財政を支えるのは誰?となるはずで、プロセスのなかで新たな仕組み(税?・法律?)の議論が必要だ。先進国では競争が起こり、一斉一様に機械化(AI)が進み始めるので、どこかが独り勝ちにもいかないだろう。その一方、既に気づいているgoogle,FB,amazon などのAIへの投下資金を思うと、彼らの会社自体が、国家を越えてしまう。(ネット広告は既にgoogle社の売上となっているので、日本財は既に米国に流れている)

このままでは、日本企業は、これらの先端技術系の企業群の下請けになってしまう。もっというと、下請けにもなれないで、日本財がこうした企業に、吸い取られてしまう可能性があるのではないか。本来、日本は、新しい仕組・プラットフォームを提供するサービス会社を、グローバルに成長させて、国外からお金を吸い上げる仕掛けが必要である。

5月30日に発表されました、 日本経済再生本部 、未来投資会議(第9回)配布資料が、こちらにあります⇒資料