浩志会のプレゼンテーション

富士通の友人(小堀さん)から、浩志会でのプレゼンをして貰えないかというお話を1か月ほどまえに云われ、この1週間ほどで、あたふたとプレゼン資料を表わしておりました。浩志会のHPを見ていますと、昭和57年からずっと続いている由緒ある会のようです。メンバーも、まさに日本を動かしておられる方々のように見受けられ、私のような若輩で、大丈夫かと思っておりました。ただ、皆さんとお会いさせていただくと、ほぼ同世代の男性、女性の方たちで、気持ちを楽にしてお話をすることができました。

第1部は、和田社長のタスカジの発表でした。50%以上の女性が共働きの時代にあって、小さな子供を育てるママさんたちの家事負担の時間の男性と比べて長いこと長いこと。たくさん育児をしなけらばならない働くママの助けになれるように、家事を助けるというC2Cのマッチングサイトのお話をしてくだしました。フィリピンなどの外国人女性に対応してもらうという点はたいへんにユニークな発想に感じました。登録されている方は、女性と思いきや、男性もかなりいらっしゃる。いろいろなメディアに取り上げられながら、サイト登録者の数も大きく伸びておられるようで、子供を持つ夫婦には、おおいに助けになりそうです。

続きまして、私の発表です。友人より、頂きました話のタイトル、内容は、以下の通りでした。

『ベンチャー企業の継続的成長の鍵および、社長の本音』
講師: ブロードバンドジャパン 社長 水野 裕識様
– 博士号を持つ研究者から企業の研究所勤めを経て、起業し、約10年を経過。
– ベンチャー企業の多くは「1年で60%、5年で85%、10年では94%が倒産もしくは解散」
といわれるなかで、どうやってデスバレーを乗り越え、10年も企業を継続させることが出来たのか。
– 起業のきっかけ
– 日米のベンチャー投資家の違い
– 若い社員のモチベーションの向上の方法
– 将来の夢、会社のビジョン
– 技術の差別優位性   等

まずは、私が何者であるかを知って頂くためと、すこしリラックスした雰囲気でお話をお聴きしてもらうと、幼少期の写真の説明から始めました。そして、大学、富士通にいたときに、何をしていたかを説明をしたのち、今の会社でこれまでに何をしてきたのか、これから何を考えて対応していこうかを、お話をしました。

途中で、知の巨人、レイ・カーツワイルが著した”ポストヒューマンの誕生”の中の図を使いました。簡単にまとめます。

チップの速度は、ムーア則に支持されて、30年で100万倍と性能を向上してきた。人間の脳は300億細胞からなるといわれるが、1チップの上に搭載できるトランジスタ数は2020年少し前位にこの物理数を超えるとされる。2040年に搭載できるトランジスタ数は、3000兆(人間脳細胞10万人相当)、さらに、100億人の人の脳の計算量を、2045年に超える。(特異点、シンギュラリティ)

http://www.mocom2020.com/data/2009/05/computer-power-future.gif

この書籍の発売時期は、米国で2005年であり、もう10年も前に米国内ではこういう社会が来るということを見抜いていたということになります。(恐るべし)

物理的なトランジスタ数を搭載できるようになるという事実は、線表からみると、ほぼ確実にそうなるだろうと理解できますが、さらに、その上のソフトウエア(アルゴリズム)によるコントロールについては、ほぼ手つかずのまま残されています。(強化学習、深層学習はこれからのテーマ) ハードが揃えば、その上のソフト開発はもっと早く進展することは、容易に想像がつきます。結果として、コンピュータは遅かれ早かれ、人の仕事を奪うことになると云う人も現れてきました。ここでは今後10年で半分の仕事がなくなると予想されていて、現時点ではまったく想像できないような仕事が新たに現れるとも予測がでています。(コンピュータに関する仕事がなくなると、仕事があがったりになるが、702職位のなか100番ちょっとあたりにいるので、われわれの仕事は10年位は持ちそう)

 

10年後の仕事

10年後の仕事

最近感じることに、日本以外の国からの新製品を目にすることが増えてきました。たとえば、イスラエル製とかスウェーデン製の××ですのように。先進国での情報の偏りがなくなった結果なのでしょうか、様々な国で、似たようなアイデアが、生まれているという印象があります。

変化スピードが加速しているように感じる根本の要因は、この計算機の速度向上によるのではないか思えます。この加速は、さらに上がり続けるため、もしかすると、近いうちに人を超える能力を持った計算機が現れる可能性があります。こうなるとたいへんで、人の仕事がどんどん置き換わってしまいます。とにかく、仕事をつくりださないといけないという気持ちになります。

できるかどうか分からないのですがと、前置きをしたうえで、

”たとえば、中小企業を、大企業のプロフィット試験場”

のように活用してはどうかというお話をいたしました。、複数のテストプロジェクトを同時多発的に行ない、良い結果を拾いあげる。仮に同じような課題を10社に与えて、一番良い結果を大企業が買い取るというようなことを考えてみると良いのかもというお話です。

従来通りのスピードで実行する状態をつづけると、日本以外の世界の変化率が、さらに加速して速度をあげていくため、いずれ、日本は取り残される可能性が高まるのではないかと危惧します。(世界73億人のうち、日本はたったの1億人(1.4%)しかいないので、残り72億人の賢い人が同じ知識を持てば、自然と追い抜かされる、よってチームジャパンことを進める)

そこで、プロダクトを生み落すところや、テスト製造品を、社会に問うというところを、お金を使い、中小企業にやらせて、短時間で評価を繰り返してみれば良いのではないかと思います。

つまり、大企業はお金で時間を買うということになると思います。

実際、数千社の大企業に対して、440万社の中小企業群のアンバランスな状態なので、広く呼びかければ、うちがやりますと手をあげてくる中小企業はおおいと思われます。

セミナー後の懇親会では、皆さんと一杯交わすことができて、良かったです、また愉しかったです。お招きいただきました富士通の小堀さんには心より感謝申し上げます。