稲門映像人・文化人ネットワークのお手伝い

昨日は、稲門 映像人・文化人ネットワークの立ち上げの基調講演と懇親会がありました。

私はどちらかというと通信業に身をおいてきたので、放送業という世界は、今回が初めてであります。今年に入り、理工学部の先輩かつSonyPCL元社長様にお声がけ頂き、この会のホームページ、集客のお手伝いをして来ました。この会を後押しするのは、放送業界でのさらに上の世代の先輩がたです。会設立にむけた世話人代表は、映像新聞社の信井会長です。

放送分野も、人との深いつながり、お付き合いで成り立っているなと理解しました。システムというと、技術をベースに語りはじめてしまいがちなのですが、
じつのところ、人と人とのコミュニケーションがとても大事だと改めて思った次第です。

基調講演は、全米NAB(エヌエイビー)のゴードンスミス会長のお話です。NABは、米国テレビ500社で構成する最大の放送事業者団体です。
電波のスペクトラムを、通信社側に開放をし、放送側はIPをベースに広帯域ネットワークを活用して、放送と通信の融合を進めることこそ、新しいビジネスモデルを生み出すとおっしゃていました。

4KをIPに載せる次世代規格ATSC3.0で、あらゆる端末に4K映像を送り届ける。
災害時の報道について繰り返し、震災前の情報を共有できるのは放送事業者の使命ともおっしゃっていた。放送はこれまでも広くもカバーするし、ローカル、1台にも対応すると。電波帯域を通信事業者に開放する政策や、ATSC3.0規格をいち早く推し進めるパワーは、さすがに迫力がありました。

その後のリーガロイアルの懇親会では、早稲田大学総長、演劇博物館館長、そして総務省情報流通局長、文化庁参事官より、ご挨拶がありました。
個人的に、嬉しかったのは、白井先生・前総長とお会いすることができたことです。
61号館にいた頃に、研究室がお隣で、少しだけ出入りしたことが思い出されました。

慶応と違って、これまでは早稲田は1匹で動くと言われることが多かったと思います。
変化の激しい時代において、逆に、群れる稲門、大いに結構ではないかと思いました。
実際、いまの稲門会の数は、1300を超えているそうです。
この分野の新しい稲門会が今後どのように発展していくか、楽しみしつつ、
微力ながらも、何かしらお手伝いができたらと思っています。

稲門会映像人・文化人ネットワークのフェイスブックページは、こちらになります。興味のあるかたは、どうぞ覗いてみてください。
https://www.facebook.com/groups/wvcnet/