安宅邦子社長のセミナーを受けてきました。

毎月、経営者が集まるセミナーに参加をさせてもらっています。今回も内容たっぷりの3時間、とても充実した内容でした。最初は、株式会社ココロイズムの社長、安宅邦子先生による「働く人を心から元気にする心理学講座」。ドラえもんセラピー著者です。

最初に『元気な職場』ってなんだと思いますかと、会場の皆さんに質問されました。皆が輝いて仕事をしていることかなと思いました。もっと具体的には、ひとりひとりが仕事が楽しいと思えることなんだそうです。そのために、目標が明確になっているのが前提で、それは会社の目標が明らかになっている必要があり、グループの目標を共有化がはかられていなければならないそうです。

職場がギスギスしてないですか(最近でいうブラック企業・パワーハラスメントなどが増えている)、オフィスでコミュニケーションは活発ですか。オフィスできちんと挨拶をしていますか。生の会話をしていますか。声掛けをしていますか。上司はひとりひとりに日頃の気配りをしてくださいという話ではじまりました。

いやあ、そういえば、朝スタッフが来ても、わたしも目も合わせることなく、低い声で、ぼそっと「おはよっ」とつぶやく挨拶していたなと、『おはようございます』と、きちんと挨拶をすることも大切だよなあ、きちんと人と向い合って話をすることをやらねばと思いました。

几帳面な人ほどストレスを貯めこんでしまうらしく、鬱になりがちなんだともおしゃっていました。日本の生産人口のうち1-2%、大企業では5%近くの方が、心の病にかかっておられるそうです。ざっくり、100万人近いかたが悩んでおられるわけで、支える家族の方まで含めると深刻です。現代は、ひとに厳しい時代、競争・競争・競争というばかりで、自分のペース以上のスピードで物事が進んでしまう現代、なにかおかしいと思っていても、否が応でもその競争に駆り立てられる時代ですから、あえて息抜きを生活スタイルのなかに取り込んでおきませんとねとは思います。

さらにセミナーは進み、今の心の状態を分析する質問表(エゴグラム)をやってみました。

50個ほどの質問にたいして、ほぼ考えることなく(考えると迷ってしまうため)即座にYES、NOを答えていきます。5分もかからず、心理側面の5つのパターンでいまの状態を計測できるというものでした。この結果は、良い悪いというものではなくて、今の心の状態をあらわしてるということでした。わたしは、項目Aが一番高かったです。Aは、アダルトのAで、理想的な大人の心の領域が高かったということになります。逆に、抑圧された子供の心のパタメータは、以上なくらいに、数字は低かったです。はっきりいって、わたしは我慢ができない奴なのだと思いました。

5項目を左から順に並べてみて、線を引きますと、傾向がはっきりと現れるそうです。詳しくは安宅先生にお話を伺って頂きたいのですが、いまのところは、私の結果からは、鬱の傾向はないのではないかという感じがしました。

まあ、適度にストレス発散しているからなあ。。というか、経営なんて、ほんと発散してないとやってられませんからね。。ということで、週末ランニングは、続けよっと。

モチベーションの源泉で、ストローク理論のご紹介、アサーション、セルフエフィカシーという考えについてお話くださりました。なりたい自分になるために、五感をきちんと働かせる状態にいてくださいということでした。たしかに、なるほどという気付きがたくさんありました。

著書:どらえもんセラピー:のび太に学ぶ心理学講座~折れないココロのつくり方~