2020年からの事業継続について考えています

あけましておめでとうございます。水野裕識(みずのひろのり)です。

お正月の21時のNHKスペシャルは、普段のお正月のお祭り騒ぎの番組からは、ほど遠い深刻な現実の内容でした。

地球規模の問題を目にすることが増えました。昨秋の台風19号、21号では、中小河川が溢れて、大きな爪痕を残しました。私の住む場所は、一級河川の側であり、実はその河川が耐えるかどうか、恐怖を感じました。実際、上流では、小規模ですが、溢れました。

2030年、あと10年後までに平均気温を現在の1.5度までに抑えなければならない。これが事実だとすると、時間が短すぎないでしょうか。この深刻な事実に、人類はどのように立ち向かうのでしょうか。1972年の「成長の限界」では、人口の増加は、食料の増産に追い付かないのが2030年と予測していたと思いますが、温暖化や資源の不均衡、技術の急激な進展まで検討に含められていなかったように思います。

平均気温が+1.5度に達したとき、さらに不安定化することは、科学的に明らかだそうです。北極の氷が解け、アマゾンの森林が立ち枯れや火災により荒れた草原にかします、その上で、シベリアやアラスカで永久凍土が溶けて、地下に蓄えられていたメタンが放出。メタンは二酸化探査の25倍の温暖化を促進させる。これらがあいまって、温暖化がさらに加速し、平均気温が4.5度上昇するそうです。地球上の氷が融解することから、海面上昇が起きる。台風もスーパー台風にかわってしまう。

温暖化の刃は、実は企業の売上に直結するという皮肉をも生んでしまっています。水も、空気もありとあらゆる資源が、グローバルな環境の下、すべて繋がっているということを想起させます。ただただ、これまでの常識を続けているようですと、子供や孫の代から先がなさそうです。

地球規模に何ができるのかという話に比べますと、当社における行動は、たいへんに小さいものかもしれません。ただ、当社も、ICT・AIという立ち位置から何ができるかを考え抜いて行動しつづけます。ICT・AIは、グローバルに覆う世界の効率化を推し進めますが、効率化は、省力化・省人化となるわけで、そもそも仕事がなくす方向に作用してしまう。例えば、RPAのメリットを語る人は、x万時間削減しましたと喧伝しますが、それで、それに携わる人の仕事を奪ってしまいましたとはいいません。

ITに携わる人は、本来、仕事を創り出す方向の議論をしなければなりません。我々は、オンプレミスのサーバ資源を、仮想化技術でクラウドに寄せたときに、どれだけの資源が無駄にならいのか、あるいはCO2削減量を提示することも、マクロ的に計算します。装置サーバ資源、電力消費量、かける保守コストなどのKPIに照らし合わせても有利だとお伝えしています。

現在のレガシーシステムは、2025年までに交換すべきだと、国が言い始めています。クラウドの料金単価も、日々下がり続けています。サーバやネット機器を大量に購入して、時間とともに破棄するやり方は、終わりにしませんか。製造メーカの人も、もう分かっておられるのではないでしょうか。

今後は、大規模災害の事業継続性の観点からも、クラウドへの平行展開への依頼も増えてきそうです。単なるデータのバックアップ程度の話ではなくて、サーバをホットサーバとして用意をして、平行稼働するという時代になりそうです。しかも、国内の拠点サーバを起こすだけではなくて、世界拠点への平行稼働案件もあるやしれません。南海トラフなどを想定した場合の事業継続性は、国内では間に合わないからです。

当社もこの大きな視点・流れのなか、地球規模の資源のことまでは、大きなことを考えるところまでなかなか行けないとは思いますが、様々な会社におけるサーバ資源をクラウドに振り向けるをベースに、今年もお客様と真摯に向き合ってまいります。

本年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。

変化の速度が加速する時代の事業とは

変化の速度が加速する時代にあって、当社の方針は機動性を高めて、顧客に対応をしていくという方針を取っている。これは単に反応が早いとか、返答が早いという営業的な視点のことを指すものではない。

時代が変化しているとは、お客様自体もその変化にぶちあたっている可能性が高い。会社として、あるポジションを採用したとすると、そのポジションの優位性が瞬くまに押し流される可能性があるということになる。資本(人・モノ・金)をかけて、そのポジションを採るということに、経営者としては、とてつもなく恐怖を覚える時代になっているはずである。

あるタイミングでは行けると思い、投資額も決めて、担当責任者も決めて、いざスタートするも、その売り上げがあがり、さらに利益が伸長するには、それなりの時間が必要である。おそろしいことに、ここに死の谷があるが、これが一体いつまで投資を食いつぶすのかで、経営者の資質が問われる。

いまだかつて、こんなに変動が早い時代があったのだろうか。歴史を紐解いてもおそらくないのではないのではないだろうか。持たざる経営。Google、マイクロソフト、Facebook、Amazonはともに、ソフトウエア・プラットフォームモノを提供し、サーバと人以外に何か大きな設備を有しているか。彼らの価値(バリュー)は一体なんだったのだろうか。

資材を右から左に移すコストは大きいが、ネットワークのビット移動コストは非常に小さい。万人が簡単にコピーできるファイルを作りだすこと、このファイルを高速に地球の裏側まで届けること。これを瞬時に行ってしまっているサービスを提供している会社の売り上げ・利益率がとても高い。そもそも、モノを創り出し、そのモノに価値を付けて、値段をつけて売り出すというスタイルは、変化速度が加速する時代に、もう合っていないことは自明だ。

さて、では、変化が加速する時代において、お客様自体の事業構造もかわらざるをえないのだが、この変化を支援することは、サービスとして成立するのではないかという考えを展開してみたい。お客様の変化を後押しするサービスについて、それは何かを少しずつ紐解いていけたらと考えている。