年とともに味覚は変わるのか

年齢とともに食べたいもの、呑みたいものが変わってくるように思う。子供のころにあんなに苦いと思っていた、ビールがいつのまにか、美味しいと感じるようになる。まずいからおいしいに変わるのは、脳内細胞がなにをとらえているのだろうと思う。20歳代ではワインが美味しいと思うことはなかったが、いまはワインが美味しいと思うし、和食には日本酒が欠かすことができなくなっている。ここ神田には三州屋という大衆和食料理店があるのだが、いつ行っても満員である。とくに土曜日の夜なんぞは、カウンターがすべて年配ご夫婦で埋まっていたりするのを目の当たりにすると、美味くて安い料理をみなさんよくご存じでと思う。ここを教えてもらったのは、うちのスタッフだったが、彼のおじさんも吉祥寺?遠くから通ってくるらしい。これからどう味覚が代わっていくのかが楽しみであるが、どうも三州屋の和食が美味しいと思い始めているのをみると、もう変わらないところまできたのかもしれない。

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