新事業を立ち上げるには 1

21世紀には、新しい価値に基づいた、新しい事業と仕事を創り出さなければ、生きていかれなくなってしまった。大企業でも、小さな企業でも、日本のどの企業でも同じ切迫感が求められる時代である。いまは、坂の上の雲の時代ではない。欧米列強に学ぶ時代でもなくなってしまった。一人一人が深く考えて、課題意識にもとに、解決して乗り越えていかなければならなくなった。考えて行動できる人である必要がある。

『新事業を立ち上げるには』とあまたの書籍が出ているが、それらをいくら読んでみたところで、新しい事業の立上げの方法をいくつか学べることだろうが、実際にどんなビジネスを行うべきかについては、当然ながら何も書かれていない。

今ある会社の資源(技術、人、モノ、金)をつかって、どなたかに何かを提供するということなのだが、仮に技術がベースにあれば、それを差別化した商品・サービスにして上手に販売することになろう。大会社であるほど、優秀なスタッフが揃い、資源は豊富なので、勇気をもったスタッフさえいれば、必ず新事業は立ち上がると信じている。

ただ、商品に仕上げるといっても、誰にどんな風に使って頂けるか、それは企業向けのサービスか、あるいは個人向けのサービスか、あるいは日常のある瞬間にだけ有効になるサービスだろうか。このようなことを繰り返し突き詰めて、考え抜く必要がある。とにもかくにも、考えて考えて考えてという繰り返しになる。その中から、1つでもキラリと光るサービスが見つかればよい。

私の会社でも、新事業立ち上げをご支援させていただいている。相手企業の担当者の方と徹底的に議論をおこない、繰り返し繰り返しブレストを行なわせていただく。アイデア出しもたくさん行い、双方のノウハウを積み上げていくプロセスのなかから、骨太の新事業のアイデアを生み出すことを心がけている。

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