2足歩行する人型ロボットから、身体機能の拡張を目指すロボットの開発が進められている。ソフトバンクのpepperは、感情認識するロボットらしい。身体機能の拡張には興味がないのか、足は車輪型であった。
感情認識するとは、どういうことなのだろう。相手の云うことを捉えて、何かを返すのだろう。テレビでみた印象では、つたないやりとりのようにしか見えなかった。現実の生活で、Pepperに癒やされたり、寂しさを紛らわしてもらったり、人間の多様な感情にきちんと沿えるものだろうか、疑問に思っている。
繰り返されるワンパターンな応答ではないことを期待するが、人以上の対応力をロボットが実現したとするならば、とても素晴らしいことだとは思う。
これまでの掃除機ロボットやペットロボット、荷物を運ぶ4足ロボットのように使える場面を想定した機能拡張型のロボットから、 ひととのやりとり・応答を行うロボットの新たな道がひらけつつあるのかもしれない。
日本人のロボット好きもあいまって、新ロボットと取り上げられるが、一般にはいまだ普及する兆しすらない。
そこで、提案なのですが、日本の国家プロジェクトとして、家政婦ロボットを実現するという内容はいかがでしょうか。掃除・洗濯にはじまる家事労働をロボットがこなしてくれれば、主婦の労働をさらに解放すると思いませんか。アポロ計画ではないですが、日本人によって、何か大きなくくりを打ち出してみてはいかがでしょうね。
日本政府が、今後50年で、家政婦ロボットを日本全戸に導入するという方針を立てて、そのための要素技術開発や、総合的な試験を行ってはどうかと思う。1社だけでは到底成し得ないはずの目標だから、オールジャパン連合で、家政婦ロボット推進連合協議会をお作りになって、取り組んでみたら、意外にも導入が進むかもしれない。皿洗い・物干し、取り込み選手権などは想定内です。
その結果、自由を得た女性は、社会に復帰する方もいらっしゃるだろう。長い目でみたら、さらに、日本の生産性の向上に大きく役に立つのではないだろうかと思う。
ただ、ベビーシッターロボットに育てられる赤ん坊のことを考えると、恐ろしい。介護だって、安易に労働を置き換わるようにしないほうがいい。ロボットが扱える領域はモノやコトであって、へんに人を置き換わらせないほうがいいのではないか、最後まで、人はひとによって、手厚く扱いたいと思います。