富士山 世界遺産に決定しましたね

富士山が世界遺産になりました。

素晴らしいですね。

富士山は、日本人にとって、誇りである。富士山をあおぎ見ては、ほっとしたり、感動したりの経験は、日本人ならば、だれでもあるだろう。

さらに、最近では、富士山は海外にも有名となり、外国からの旅行者も、まず見に行くという観光スポットでもある。

で、富士山って、どこからどこまでをさすのでしょうか。

富士山の定義は、山頂の信仰遺跡、山道、浅間神社、富士五胡、忍野八海などで一帯をさすようです。まあ、あの辺り一帯のことねという感じでしょうかね。

さて、私は、一昨年の夏、山頂まで登ったことがあります。

もう中年ですから、弾丸登山はしませんでしたよ。

プロのガイドさんと一緒に、慣らしながら、すこしずつ山頂を目指しました。

山を知るガイドさんは、雲の動きもよく分かっていて、そろそろ雨具を着ましょうというと、しばらくすると雨が降り出したり。天気の移り変わりの激しさは、夏場とはいえすごかったです。

酸素がすこしずつ薄くなるなか、持参した酸素ガスをすこしずつ吸入しながら、山小屋で静かに過ごしました。身体を慣らすことは大切ですよね。

そして、夜明けのご来光は、一生の宝物。

太陽がじわじわと上がってくる、その光景は、得も言われぬ、綺麗な情景でした。

そこから山頂までの登りが、直線で3キロほどだったと思いますが、そこからが、また長かったことを記憶しています。

まっすぐには登れませんから、みなが団子になって、うねりながら、すこしずつ、一歩ずつ登っていきます。

最後のあとちょっと、もう少しのあたりが、きつかったです。

山頂はまたちょっと異次元な感じでよかった。

またチャンスがあったら、のぼってみたいと思いますね。

日本人の誇り、富士山の世界遺産の登録、本当におめでとうございます。

ええ、デフレの原因は、ITにあるという話がある。

機械との競争を読みました。

古き佳き高度経済成長の終り頃までは、いまの時代と比較して、労働者は余分な作業を、時間をかけて、仕事をしていた。携帯電話(当時は回転式黒電話)もメール(郵便)もコピー機、ファックスもない。もちろんその時代にタイムスリップしたら、仕事の進め方に非効率さに驚くだろうし、いまのような事務器具がないという前提では、必然時間もかかっていただろう。自分の父親を振り返ってみたら、いまのように週休2日もなくて、土曜日はまず会社に出かけていて、日曜日もいなかったことを、子供ながらに記憶している。情報の伝達スピードが、それこそいまと比べて、ゆっくりであったことはわかる。結果として仕事を進めるスピードも遅くなっていた。

無駄を廃して節約とコスト削減に努めよという号令のもと、社内のコストを削減するには、ITを活用せよということで、職場にどんどんコンピュータが入り込んできた。そして、単純作業のスタッフは機械に置き換わり、伝票処理の事務スタッフ作業は、コンピュータの電子ファイル化作業に置き換わっっていった。デジタル機械装置は、どんどん人の労働者から仕事を奪っていった。

そもそも機械に置き換わる程度の仕事しか出来ない人でしょうと切り捨ててしまっては、身も蓋ないわけだが、いろいろと考えてみると、そう単純な話ではなさそうである。コスト削減の大号令のもと、それが企業のあるべき方向であると実行した結果、企業の生産性は上昇し、利益を上げやすい方向にむかった、(企業には有り難い話)、雇われる人にとっては、受難そのものである。効率化がすすむほど、仕事の進むスピードは増すようになり、また複数のプロジェクトを受け持たなければならなくなっていった。その結果、担当する作業スピードに依存するようになり、ときには担当者の作業スピードがそのままネックとなってしまった。
まだまだ、コスト削減の呪縛は続く。派遣法の改正もあって、企業は正社員ではなくて、派遣社員を積極的に活用するようになった。高い人件費をかけて社内で実行するよりも、外注したほうが安い場合には、どんどん外部リソースを活用するようになっていた。また、円高の為替に引きずられるように、生産工場もどんどんアジア諸国の低廉な場所に移っていっていった。その結果、みなの働き場所は、どんどんシュリンクしてしまった。

その結果が、いまの日本のデフレ状態である。デフレのなかの日本は、かれこれ25年ほど続いてしまった。2013年春に、第1、第2、第3の矢を放って、この流れに楔(くさび)を打ち込んだという。ニュースでは見るものの、実感として伝わっているかたは少ないのではないでしょうか。

ということで、まだまだ時間が必要そうです。なにしろ25年もの長期間、そういう状態だったのですから。ということで、今日もコツコツとお仕事頑張ります。

 

慶応大SFCの設楽剛先生のセミナーを受けました。

セミナーはひき続いて、慶応大の設楽先生(設楽剛事務所 代表)のマーケティングセミナーになりました。

新しい潮流としてのマーケティングは、競争から協働へ向かっており、物語を語る(StoryTelling)ことを通して、人々(顧客)との価値観を形成していく方向性に向かうそうです。

長々と製品スペックの話をしていてもはじまりません。それも大切ですが、これからのマーケティングにはもっと大切なことがあるというお話。1950年頃、作って売るの時代でした。つぎに1990年頃には、感じ取って対応する時代に移行した。市場調査をして、つぎに作るべき製品を絞り込むマーケッターは、その頃の1つの手法ではあった。いまからは、顧客とともにということで、顧客との関係づくりを行い、一緒に関係を深める、進化するようになっていきますよというお話でした。

とても深いお話でしたので、理解を越えてしまう部分、ついていけていない部分もあったとは思いますが、すこしでも理解しえた部分を書きますね。

言葉の使い方で、実は、どの時代に所属しているかが分かるようです。『単一製品を販売するだけではない。売り込みという表現はしない。顧客の囲い込みという表現も使わない』ようです。如何に顧客を囲い込み、クロスセル・リピート化するかというマーケティングに、わたしも随分と毒されてきました。でもでもといいたくなる自分がいました。だって、ジェイ・エイブラハムのハイパワー・マーケティングも、こんな売り方があるのかと、なんと面白いと読みふけったが、こういう手法はもう通じないのかと少々不安になりました。

顧客がビジネスを支配する時代になっているのだから、顧客との関係づくりに徹したほうが良いらしい。まだ見ぬお客様との関係をつくるには、企業は『場を提供し、ファシリテーター』とセットになって、中立に顧客の体験をしてもらえるようにしていく方法が良いそうです。顧客との関係づくりによって、メンバーシップが生まれ、さらにコミュニティが形作られるようにしたら良いとおっしゃっていました。

反対の考えは、これまでの市場原理主義にもとづいた管理・競争社会だそうです。市場シェアを少しでもあげるための考え方、企業としての振る舞いを要求され、日々どうすれば競争相手から顧客を奪うか、そのために自社の製品・マーケはどうあるべきかという話ですね。別に、同じ土俵(レッド・オーシャン)で戦いあわなくてもいいんじゃないか、ブルーオーシャンに気づいてないだけでしょ、まだまだブルーシーはあるから、そこを目指そうよということで、やはりビジョンは大切みたいです。(ただ、私のような普通の人には、ビジョンを、なかなか語れないのですよね、とほほ)

お話をお伺いしている途中で、なぜか、頭のなかで、ダイソンのCMが流れだしました。上手く説明ができないのですが、ダイソンの手法は顧客との関係づくりが上手く、顧客体験をたったの15秒で説明しきっているので、パッと浮かんだのかもしれません。(しかし、あの女性の声は、印象に残る、、と思いませんか、ダイソンの新製品ヒータのテレビCM→視聴はこちらから(笑)) あと、ダイソンの定理→ここから

掃除機は皆、テクノロジーの限界で、フィルターが目詰まりし、
吸引力が息切れして、こんなにゴミを取り残していました。
ダイソンは違います。
15万Gもの遠心力で、ミクロのゴミまで分離するので、目詰まりもなく、吸引力は決して衰えません。
つまり、あなたのお部屋はどこまでもクリーン。
ダイソン。吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機。

 

『ひとと人との関係づくりは、長期にわたり、相互関係を形作り、相互信頼を醸成していくことで、脱競争から共進化していく』のでしょうね。エジプトなどのアラブの春に象徴される市民が独裁を倒していく様子も、何か通じ合うところがあるのかなと思いました。

そうはいいましても、競争原理に基づく競争販売手法も、まだまだ続いているというのも現実でしょうから、これからソーシャルメディアの発展などと相まって、『顧客とともに(Co-Learning)という考え方に、シフトする』のだろうと感じました。

たぶん、完全に理解できてはいないと思いますが、そのような世界に移行していくということで、私たちのような小企業でも、何か行動に移していけたらと思いました。

これからのマーケティングを学ぶ良い機会であり、貴重な場でした。ありがとうございます。

 

 

安宅邦子社長のセミナーを受けてきました。

毎月、経営者が集まるセミナーに参加をさせてもらっています。今回も内容たっぷりの3時間、とても充実した内容でした。最初は、株式会社ココロイズムの社長、安宅邦子先生による「働く人を心から元気にする心理学講座」。ドラえもんセラピー著者です。

最初に『元気な職場』ってなんだと思いますかと、会場の皆さんに質問されました。皆が輝いて仕事をしていることかなと思いました。もっと具体的には、ひとりひとりが仕事が楽しいと思えることなんだそうです。そのために、目標が明確になっているのが前提で、それは会社の目標が明らかになっている必要があり、グループの目標を共有化がはかられていなければならないそうです。

職場がギスギスしてないですか(最近でいうブラック企業・パワーハラスメントなどが増えている)、オフィスでコミュニケーションは活発ですか。オフィスできちんと挨拶をしていますか。生の会話をしていますか。声掛けをしていますか。上司はひとりひとりに日頃の気配りをしてくださいという話ではじまりました。

いやあ、そういえば、朝スタッフが来ても、わたしも目も合わせることなく、低い声で、ぼそっと「おはよっ」とつぶやく挨拶していたなと、『おはようございます』と、きちんと挨拶をすることも大切だよなあ、きちんと人と向い合って話をすることをやらねばと思いました。

几帳面な人ほどストレスを貯めこんでしまうらしく、鬱になりがちなんだともおしゃっていました。日本の生産人口のうち1-2%、大企業では5%近くの方が、心の病にかかっておられるそうです。ざっくり、100万人近いかたが悩んでおられるわけで、支える家族の方まで含めると深刻です。現代は、ひとに厳しい時代、競争・競争・競争というばかりで、自分のペース以上のスピードで物事が進んでしまう現代、なにかおかしいと思っていても、否が応でもその競争に駆り立てられる時代ですから、あえて息抜きを生活スタイルのなかに取り込んでおきませんとねとは思います。

さらにセミナーは進み、今の心の状態を分析する質問表(エゴグラム)をやってみました。

50個ほどの質問にたいして、ほぼ考えることなく(考えると迷ってしまうため)即座にYES、NOを答えていきます。5分もかからず、心理側面の5つのパターンでいまの状態を計測できるというものでした。この結果は、良い悪いというものではなくて、今の心の状態をあらわしてるということでした。わたしは、項目Aが一番高かったです。Aは、アダルトのAで、理想的な大人の心の領域が高かったということになります。逆に、抑圧された子供の心のパタメータは、以上なくらいに、数字は低かったです。はっきりいって、わたしは我慢ができない奴なのだと思いました。

5項目を左から順に並べてみて、線を引きますと、傾向がはっきりと現れるそうです。詳しくは安宅先生にお話を伺って頂きたいのですが、いまのところは、私の結果からは、鬱の傾向はないのではないかという感じがしました。

まあ、適度にストレス発散しているからなあ。。というか、経営なんて、ほんと発散してないとやってられませんからね。。ということで、週末ランニングは、続けよっと。

モチベーションの源泉で、ストローク理論のご紹介、アサーション、セルフエフィカシーという考えについてお話くださりました。なりたい自分になるために、五感をきちんと働かせる状態にいてくださいということでした。たしかに、なるほどという気付きがたくさんありました。

著書:どらえもんセラピー:のび太に学ぶ心理学講座~折れないココロのつくり方~ 

 

まさか、年収の高いひとを見つけるという話?ではないだろう。

ビッグデータを解析して、マーケティングに応用するという話は、要するに、年収の高いひとをどうやって見つけるのかという話?だけでは、なかろうと。

通販サイトであれば、RFM分析をして、商品ロイヤリティの高い人を見つける話だけでも十分かもしれない。ロイヤリティが高い顧客とは、たとえばであるが、ほぼ毎日購入し、年間300回以上で、合計30万以上の顧客と定義する。この基準によって導かれたロイヤリティのある顧客に、ダイレクトメールを送ろうという話に帰する。

それまでこいにしていたホテルグループから、毎度DMやパンフが送られていた。ある時からパタリと来なくなってしまった。会社側が別のロイヤリティグループと判断したからなのだが、ご本人はこのホテルグループ・ファンと思っていて、会社は機械的な判断をしてしまった。それからは、そのホテルに買いにいくことを辞めてしまったという。心が離れたケース。人の心は測れない。注意が必要です。

それだけのことならば、これまでの手法で十分対応できそうな気がします。

ビッグデータを使って解析する意味は、驚きを持った形があらわれることを期待するのではなかろうか。人間が想定する仮説・推論の域を越えた、データが語り始める何かを期待しているのではないかと思う。

大量のデータからいろいろと絞り込んで、データ同士を掛け合わせることで、興味深い結果が得られるはずだと思っている。

ただ、ちょっと期待しすぎな感もする

ただ、やみくもに統計的な解析をしたところで、何も出てこないだろうから、マーケティングに活かせるデータをいかに得られるかがポイントである、そのために、仮説の洗練化と、マーケティングのストーリを語れる現場の担当者を、アサインしなければならない。

先の例でいえば、年齢、性別のほか時間軸の要素もある。季節性、12ヶ月のうちいつかもあるだろうし、一日のうちのいつかもある。さらに、イベントに関連する場合もある。結婚した直後、あるいは子供が生まれた夫婦に必要となるものを、いまの手持ちデータから導き出せるかどうか。どうもこういう傾向があるように思えるのだと語ることができるかに拠る。

つまり、データアナリストが活躍できる時代になったということのように思える。

彼、彼女は、ITソフトやITツールの使い手ではない。蓄積されたデータが持つその意味を理解し、ときにこのデータをさらに取得したほうがいいと提案もできる。もっとも重要な能力は、その企業の課題を理解して、次のビジネス施策を結果として導き出す能力だと思う。

データを深彫りしていく過程で、導かれる新しい知見を、企業上層部もその意味や意図を汲み取りながら、次のビジネスに活かすために、動き出せるならば、その企業の成功につながるので、いままさにビジネスを理解したデータアナリストが求められているのだと思います。