日立製作所がSUICA履歴情報をマーケティングに活用するビジネスを発表しました。

すっかりとバズワードになった感のある『ビッグ・データ』、ITビジネスの動きが盛んになってきました。

日立製作所から、JR東日本の電子乗車券SUICA(発行枚数4298万枚)の情報を活用したマーケティング提供サービスが発表されました。

日立製作所のサイト

[browser-shot width=”400″ url=”http://www.hitachi.co.jp/products/it/bigdata/field/statica/”]

駅利用者の性別、年代、利用目的や滞在時間、乗降時間帯などを集め、それぞれのデータに分析を加えた月1回のリポートを販売するらしい。

駅周辺の利用者情報、居住者の規模や構成が見える化されることにより、新たにお店を出そうとする企業や不動産事業の評価、広告の出し方などに大きく影響を与えそうである。

SUICA利用者の行動パターンから、駅周辺の居住者の特性が分かることも多かろうと思う。

また電子乗車券は、SUICAに限らない。その他、10種類(Kitaca / PASMO / Suica / manaca / TOICA / PiTaPa / ICOCA / はやかけん / nimoca / SUGOCA)もある。

解析結果を販売するビジネスであり、販売先は、企業、自治体を想定しておられるようである。いろいろな応用ができそうな感じがする。

これから、日本全国で利用者の動きを捉えて、マーケティングに活用されることだろう。

どこまで深堀りされて、新ビジネスにつなげられていくのかが、楽しみである。