あなたは朝方か、それとも夜型か( 国立精神・神経医療センター精神保健研究所の睡眠・覚醒障害研究部のアンケートから)

3連休です。
夜間の気温も20度前半なら、良く眠れますね。すっかりと秋らしくなってきました。
冷房のスイッチに手をかけることがなくなってきましたね。
水野裕識(みずのひろのり)です。

国立精神・神経医療センター精神保健研究所の睡眠・覚醒障害研究部が提供しているアンケートをやってみました。
あなたは、朝方タイプ、それとも夜型タイプであるかをチェックシートに回答するだけで判定してくれます。

睡眠に関するチェックシートはこちらからどうぞ。
質問への回答はだいたい5分もあれば十分でしょうか。結果も、その場で戻してもらえます。

私の結果です。
かなりの朝方であることが分かります。
20-30歳代はたぶん中間型であったでしょうが、年を重ねた分だけ、朝方に移動してしまったという感じです。

仕事時間のピークパフォーマンスを尋ねられます、これらの質問は明らかに午前に偏っていました。
自分の仕事のピークは、朝から昼にあるのかなと、自覚した次第です。

じつは、ここ数年、夜早く寝て、朝早く起きるという生活をしています。
それもそのはず、室内のカーテンをあえて外し、太陽光とともに起床するというスタイルをとっているのです。

私自身の経験ですが、これはかなり強力なやり方をしていると思っています。
体内時計を、なかば強制的に太陽の運行通りに従わせているようにしています。
その結果、概日性(サーカディアンリズム)を、整えたといいますか、整えられた(笑)という感じです。

人間本来のやりかた(正しいかどうかはわかりませんが)太古のリズムに合わせてしまえとばかり、
太陽とともに起き、太陽とともに寝るという生活を続けているのです。
とくに東向きの開放性のある窓に向かって寝ているので、早朝のしらじらと空ける朝もほぼ毎日のように体験しています。

これが良いやり方であるかどうかは、わかりませんが(専門の方から一度お聴きしてみたい)
少なくとも日中眠いことはほぼない(そういえば電車に座っても最近は眠らない)と思っています。
また睡眠負債のようにお休みの日に睡眠を余計にとるということもないようなので、
これはこれで、いいのでしょうと勝手に思い続けて、続けております。

3連休も残り2日、しっかりと寝ることで、身体を休めたいところです。

日本の睡眠事情について

最近きちんと眠れていますか?
私は睡眠負債を残さないような生活を心がけております、水野裕識(みずの ひろのり)です。

世界睡眠会議の睡眠事情の図を参照させて頂きます。
この図は16歳~64歳の方の睡眠時間を調査したものでSociety at a Glance 2009(OECD)が出典です。
日本人は、各国と比較すると、眠れてないのですね。7時間50分です。
働きざかりの皆さんからすると、こんなに寝られないと思う、もっと短いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

厚労省が提供するe-ヘルスネットは、健康に関して様々な情報を見ることができます。
休養・こころの健康にある高齢者の睡眠ページから2つの図を参照します。子供から大人までの睡眠時間の変化を表しています。

12歳までの子供たちはよく眠れていますね。20歳の成人で、7時間です。そこからどんどん短くなり、60歳を超えると6時間を割り、70歳代では、5時間代まで落ち込んでいます。年を取るごとに、睡眠時間が短くなっていくようです。これは自然な生理現象なのでしょう。30歳から深いノンレム睡眠も短くなっていくので、若い頃に感じられたよく眠れたという気持ちを得にくくなっているようです。

こちらの図も高齢者の睡眠ページから引用しています。上の図と比較して興味深いことがわかります。

50歳代から睡眠時間は短くなる一方なのに、それに反して寝床にいる時間が長引いていることです。50歳代はまだその差30分程度ですが、80歳近くなると3.5時間もの差が生じています。これは何を表しているのでしょうか。
もしかして、やることがないから、早く寝る? それも一理あるのかもしれません。

わたしたちは、一日の3分の1は寝床で過ごしているにも関わらず、睡眠について、実はあまり理解をしてないようにも思われます。より良い生活を得るためにも、睡眠について深く知ることも、必要そうです。

ストレス・睡眠サービスの可能性

9月に入り、2018年も後半戦に突入です。
これから、新事業に形にしていけたらと試行している内容について、説明をしてみたい。

水野裕識(みずのひろのり)です。

前回ブログで、著書”データの見えざる手”を著された矢野和男さんの仕事、センサーから人の幸福(ハピネス)に迫るお話を紹介させていただいた。
わたしも、ここ何年も、生体信号に興味を持ち、数多くのセンサーデバイスを使って、自分の生体信号の測定を繰り返してきた。

apple, fitbit社を始めとしたアクティブトラッカーは数多く世のなかに出回っている。
しかし、腕輪デバイスは、身体拘束を伴うもので、普段使いとするには、まだ壁があるなと理解している。

そこで、非接触型デバイスの可能性を探ってきた活動のなかで、素晴らしいセンサーに巡り合うことができた。

その内容について、軽くご紹介したい。
そのセンサーは、薄い薄膜のシートの形状をしており、座る・寝るだけで、心拍数と、呼吸数を、リアルタイムに測定できる。

この図は、私自身の測定結果である。ただ座り、ただ寝るだけで、このように綺麗な波形を取り出すことができている。

具体的に、何をどのように行うかについては、様々な会社と協議中であり、
こうした日々過ごす、生体データを活用して、未病サービス、見守りなど様々なサービス応用を図ろうとしている。

身体拘束は必要ない。ただ座るだけ、寝ているだけで、身体の内側の状態を見えるかができるようになってきた。
これを活用して、素晴らしいサービスに展開していけるように、願ってやまない。