NHKオンデマンドで再確認:あらためて寿命のわかる数値!?について

1月も20日過ぎました。明日プールがお休みなので、今日は2.5km泳いできました、気分はよいです。

1月9日ガッテン! 「新発見“寿命がわかる数値”!?1分間で寿命点検SP」が気になり、NHKオンデマンドで再視聴をしました。花巻市大迫(おおはさま)町の住民は、33年間1900人の血圧測定の結果をまとめた論文の紹介がありました。

Prognostic Value of Home Heart Rate for Cardiovascular Mortality in the General Population The Ohasama Study
Atsushi Hozawa, Takayoshi Ohkubo, Masahiro Kikuya, Takashi Ugajin, Junko Yamaguchi, Kei Asayama, Hirohito Metoki, Kaori Ohmori, Haruhisa Hoshi, Junichiro Hashimoto, Hiroshi Satoh, Ichiro Tsuji, and Yutaka Imai

血圧が正常の範囲内であっても、脈拍の早い方は、心血管系の死亡(突然死)リスクが高くなります。脈拍が、将来を予測する大事なマーカーと説明されました。(帝京大学大久保孝義教授 )

脈拍数61-64の方のリスク1.0として、65-69の方はリスク1.63倍、70-73回の方はリスク2.54倍とたいへん大きくなるそうです。論文には、『朝方の脈拍数が5上昇すると、突然死のリスクは17%上昇する』とあります。

高血圧が、心筋梗塞や脳卒中になりやすいというのは広く知られていると思いますが、『目が覚める・覚めた起床時、起きがけの心拍数』が、突然死のリスクに影響するようです。日中、変動する心拍数はまったく問題とならないようで、起床時の心拍数が寿命に影響するという事実は、はじめて知りました。

『安静時の脈拍数が高いことが問題』と説明されました。(東京医科歯科大 古川哲史教授)一般には、安静時の脈拍数は61-64の範囲内に収まっていることが一般的だそうです。脈拍数が高いままにすると、炎症物質が増え、病気のリスクを高めてしまうそうです。

安静時でも脈拍数を高いままにしている理由は、アドレナリンが副腎から出てしまうからのようで、ストレス・タバコ・酒・睡眠不足・運動不足・疲労によって、尿内のアドレナリン濃度が高めてしまうようです。

アドレナリンは必要が無い時には、このホルモンは抑えておいた方がよく、それがなぜか抑えきれない状態になってしまうみたいです。

安静時脈拍の測り方は、朝起きて1時間以内、トイレの後、朝食はとらない、座って姿勢よく、手は心臓の高さにして行うとのことです。

私どもでは、毎朝の安静時(起床前)脈拍数を自動で測定することを提供できそうです。
以下の図は、私の睡眠時の呼吸と心拍数の推移グラフです。下から2段目が、心拍数のグラフで、起床直前の心拍数は60以下まで落ち込んでいるようです。クラウドに対応しており、心拍数・呼吸数から睡眠の見える化ができています。多くの日本人の安静時心拍数も多くとらえていけたらと思っております。
NHKのガッテン、誰にでも分かりやすい健康番組をいつも提供くださり、ためになります。

新発見“寿命がわかる数値”!?1分間で寿命予測推定

今年、初のブログですので、多少なりとも中身のあることを紹介しようと思います。このタイトル、NHKガッテンが好きで毎回見ているのだが、タイトルをかなり被らせていただきました。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20190109/index.html

ここ数年取り組んでいる話に近いので、ご紹介したいと思います。

下記の図、私の睡眠の可視化グラフです。
昨年10月4日の睡眠ですが、深夜0時に緊急速報が一斉に流れたときの睡眠の状態です。上から順に、寝ているときの、離床・体動・睡眠ステージ、ストレス指標・心拍数・呼吸数の数字を表しています。

特に朝方にかけて、私の心拍数は、70台から少しずつ下がり、50台まで少しずつさがっていることがわかります。

ガッテンで紹介されました『寿命が分かる数値とは、この起床直前の心拍数』だと紹介がなされました。安静時の脈拍数は、寿命と関係しています。

だいたい安静時心拍が60-64程度内であれば問題はないようです。
私自身の寝起きの脈拍は問題ではなさそうであるといえそうです。

寝ているときの心拍数をデータベース化できます。たくさんの方の起床時前心拍数を蓄えていくことで、寿命予測の可能性を示せるでしょうか。
(もちろん、簡単なことではないでしょうが、たくさんの方のデータを蓄える価値はありますね)

IoTだとか、ビッグデータとか、色々と世間では言われていますが、サービスに近いところで、マネタイズするモデルをきちんと提示できるかどうかが、イノベーションに近づく一歩であります。

この日本人のデータをしっかりと蓄えつつ、その分析を通して、新しい知見を提案したいと思います。

本年は、この新サービスをきちんと動かし、できることなら、何かしらスクリーニングする技術として、提示していきたいと思っているところです。

ご興味のある方は、私水野(hm@bbjpn.com)までご連絡ください。
今年は健康・医療分野の方とも、ご一緒したいと思っております。

そうはいいましても、すぐに大きなことができるわけでもありませんから、小さくコツコツ育てていけたらと思っております。

本年もよろしくお願いいたします。