禅セミナーと食の展示会

2日続けてイベントに参加してきました。金曜日夜は、松山大耕さんの禅とアートのお話をお聴きしました。松山さんは京都、妙心寺退蔵院の副住職でいらっしゃいます。示唆に富んだお話を、たっぷりとお聴きしたのですが、記憶からすーっと流れてしまわないように、備忘を残しておきたいと思います。いま、頭に残っている内容として、禅とは何か一言で言いえると、禅という文字が、単に示すと構成される通り、それは『シンプルであること』と仰っていました。最初は、なんとなくですが、空、無をイメージしたのですが、シンプルと表現されたので、なんとなく、現世にあった感じがして良かったと思いました。余計なものが一切なく、そぎ落とされたなかに、本質がぎゅっと入っているようなイメージなんだと解釈しました。スティーブジョブズも禅の思想を取り入れて、製品に活かしたという話も仰っておりました。

それから、不易流行のお話のところで、退蔵院の襖絵を新調するプロジェクトを始めているというご紹介がありました。絵師 村林由貴さんが、長い年月をかけて、襖絵を作り上げていますと。彼女の作品を、これから未来に数百年も残していくのだということで、感動いたしました。変わらないこと、変えてはいけないという心には、過去の脈々した流れを意識の下において、いま現在、そして未来(流行り)を作っていこうとする。たしかにこの日本は、何千年もの長い年月をかけてのこの日本の形があるのだと教えられた気がしました。

土曜日は、日本橋COREDOで食べる食のアートの展示会を観てきました。北大路魯山人は数多くの陶芸品を残していて、作品はこちらにもあります。

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少し前にチームラボの展示会を観てきたので、ここの作品もチームラボが作ったのでしょうか。チームラボの名まえはどこにもありませんでしたが、映像作品をプロジェクターで投影する手法は、一般的になってきたということでしょうか。魯山人が作った陶芸品に上からプロジェクションマッピングにて料理を投影する手法が取られていました。ただっぴろい机の上にに、無造作に置かれた鉢や小皿。その前に人が立つと、リアルな食事とその説明が展開されるという作品でした。部屋の奥の方には、九兵衛の職人が、寿司を握っておられます。2つだけ細かいかもしれませんが、気になった点をお伝えすると、まずプロジェクションの解像度というかピントがあってない。せっかくの料理が解像度があまいため、少しだけぼやけてしまっていました。人間の目というのは、細かいところを意外にも観ているのです。あとテーブルの上にある食器が固定されていたのは、なんとなく残念でした。食器を少し移動できれば、もっとリアリティが増すはずなのにという感想です(細かくてスミマセン)。

その前日に、禅セミナーで食を作ること、頂くことは、大事な修行の1つですと、仰っていたのを思い出しながら、ここ魯山人の名言・語り口を見ていました。

魯山人の名言

「二百年、三百年の昔の美術に注目せよ。
五百年、千年、二千年、
否もっともっと先の年代になる幾多の作品に眼を移してみよ。
そして、その年代の人間は、天地を貫く自然の美抄をいかに観たか。
そしていかに道理にそむくことなく
素直に美しいものを造り遺していったかに注目せよ。」

たまりませんね、たいへん、素晴らしい言葉で、なんだか、元気が出てきます。

東証1部時価総額の推移

東証1部時価総額の推移表です。(東証マーケットからデータをお借りしました)

東証1部 時価総額推移グラフ

東証1部 時価総額推移グラフ

500兆円超えは、過去に2回、今回は3回目です。

期間                                   日経平均
①1989/05/31- 90/02/28   38,915円 (ピーク590兆 )

②2006/08/31- 07/10/31  18,297円 (ピーク567兆)

③2015/11/28-         17,674円 (510兆  02/01)   18,797円 (548兆  03/01)

前、2つの期間は、ともに10か月でした。

過去2回の経験を踏襲するならば、
半分5か月でピークとすると、2015年4月末までに、ピークがおとずれます。もって、2015年9月までとなります。

2月1日の結果:前回②まで達すると、19,649円、前々回①の590兆円に達するならば、20、446円です、この中間値は、20、047円。

3月1日の結果:前回②まで達すると、19、448円、前々回①の590兆円に達するならば、21、745円です、この中間値は、20、761円

2万円に達すると、いちど揺り戻されそうです。2万円を超えて行くとすると、そこからは過去に経験のない世界となり、もしかすると、バブルに向かうことになりそうです。

NHKが預金封鎖の特集を組みました。戦後の財政状況といまが似ていて、同様な施策が行われるのではないかという雰囲気すら感じられます。69年前と今では規模・体力も違うので、すぐに行われるものではないと思います。

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GDP2倍の負債を抱える日本経済、少しでも良い方向に向かって欲しいと願うばかりです。

頑張ろう、日本。