ICTは、TからCに向かって、やっとIに到りました。

ICTは、Information And Communication Technology の頭文字を取った略語です。技術からコミュニケーションを支えるという視点(SNS)から、最近は先頭文字であるI、情報(データ)に注目が集まっています。

日本では、一人あたり年間で30時間の交通渋滞に巻き込まれるのだそうです。これを日本全体で換算すれば、38億時間の非効率性を生み出しているので、そのロス金額は、12兆円及ぶのだそうです。車載センサーからの情報を拾いあげて、リアルタイムに解析した結果を、ドライバーに戻すことにより、このロスをなくそうという試みがあります。さらには、CO2削減にもつながるということで、ITがおおいに活躍する場面ではないかと思います。

社会の無駄・非効率性に着目をして、そこにITを導入することによって、社会の効率性を高めるということは、素晴らしい取り組みと感じます。大規模な社会システムに対して、IBM、TOYOTAをはじめとするグローバル企業が取り組まれるのでしょう。

投資金額はまったく知りませんけれども、仮に税金から年間200億円投資して、10年で2000億円で、このインフラが整備されたとします。コストダウンが2兆円であれば、投資効果は10倍なので、ROIは良いのだと思います。

情報の非対称性ゆえに、効率的ではない部分はまだまだ残されているとと思います。たとえば、中小企業として望まれるのは、ビジネスマッチング。発注元がどこに頼んで分からないようなケースに、ネット上でビジネスマッチングをすることは、発注者側にたいしては、最適な答えを導けるのではないでしょうか。
受注者側にとっても、新しい顧客開拓ができることもメリットですが、発注者側には品質が一定そうならば、コストだけで判断する傾向が強いことから、コストメリットに繋がりそうです。

ただ、単発のお仕事の場合には、発注者側が優位に立ってしまう可能が高く、叩き合いになって結果として受注サイドは離れてしまうため、ちょうど良いバランスを保つことができるマッチングサイトを実現できれば、長く生き残ることができるでしょう。

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