変わらなければ、替えられてしまう時代へ

いまは、変化の速すぎる時代である。世界中で同時多発的に新しい物事が生み出されるようになった。ムーア則に引っ張られて、世界中、いたるところで、指数関数的な成長が見られる。この右上がりの成長は、直線的な成長で考えていては、全く追いつけない世界である。私見ではあるが、従来はこの直線的な成長を前提にして、物事を決めてきたように思うが、これからは、それを許さない状態になってしまっているように感じる。

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『シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法 ビジネスを指数関数的に成長させる』から抜粋

そんなこと言われても、そんなに変われないよとか、変わることに抵抗したりするのは、人のこころの常であるとは思う(わたしものその部類のひとり)のだが、どうもその前提条件が変わってしまったと思わざるを得ない。シャープ、東芝がかくもなろうと、ユニコーン(Airbnb, Uber )の台頭の台頭を誰が予測し得たことだろうか。変わらなければ、替えられてしまう時代に、いやがおうでもなってしまった。企業は余力があるうちに、新たな投資ができるうちに、この変わり目に沿った動きをしておかなければならない。

しかしながら、この日本では、まだゆっくりとしているようだ。近いうちに、このスピードは恐ろしいほど早くなり(何しろ冪乗の世界である、私たちはいまその端緒に着いたばかりで、線形のなかで教えを乞うてきたわけで、分かるわけもないが)、わたしたち日本社会にも効いてくると思っている。未来予測や何がどうなると細かく予言することはできないが、日ましに変化のスピードとして現れ、業界地図をあっという間に塗り替えてしまう予感がする。

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