ピーターティールのゼロツーワン(zero to one Peter Thiel)を読みました

久しぶりに感動を覚えた書であったといえる。小さくまとまりがちな日本で、視点、目線が上にぐぐっと持ち上がっていて、感動した書であった。

採用面接で『賛成する人がほとんどいない、大切な真実は何だろう』

世の中のほとんどの人はXを信じているが、真実はXの逆であるというのが答えの形式だという。未来は今の世界がもとにはなっているが、未来は今の世界とは違うという認識を持てるかどうか。視点を未来に近づけるほど、こたえが良いものになるという、興味深い視点と思う。短期の業績、毎月の数字・成績がどうだったばかりに追いかけられる私たちからすると、少し間をおいて考えてみよという内容である。

ITの進化以外での技術進歩はないともいう。技術的には停滞していると彼は観ているのだと感じられた。スタートアップ思考を持つということ。新しい考え方ができること、小人数ならば俊敏に動けること、考える猶予を持てることが大きな利点であるともいう。

従来の考えを方を疑い、ビジネスをゼロから考えなおすこと。

今の彼(イケてる46歳)の頭のなかを表現している示唆に富んだ1冊でした。

ちょうどこの本を読み終えた昨夜、ノーベル物理学賞に青色ダイオード開発者の中村さんが選ばれたという発表があった。中村さんも、0から1を作り上げた人だ。ばらくいろいろな番組で中村さんのコメントや意見が、取り上げられるだろうし、日本で、どうしたら1を生み出せるのかを考えるきっかけともなりそうな気がする、楽しみにしたい。

 

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